時間に追われるのではなく、時間についてきてもらう|意図を持つ人の3ステップ手帳術
Share
時間に追われるのではなく、
時間についてきてもらう。
意図を持つ人のそばに、時間は自然とついてくる。
「時間に追われている」
あなたは今、そう感じていませんか?
テクノロジーが進歩した時代に、なぜ私たちはこんなに忙しいのか。
スマートフォンで瞬時に情報が手に入り、AIが仕事を自動化し、家電が家事を助けてくれる時代。本来なら、私たちは効率化によって生まれた余暇を楽しめているはずでした。
「時間がない」「忙しくて自分の時間が持てない」——むしろ以前より時間に追われると感じている30代・40代・50代の女性が多いのではないでしょうか。
テクノロジーが進んだのに、なぜ忙しいのか
実はこの問いは、約100年前に予言されていました。1930年、経済学者ジョン・メイナード・ケインズは「わが孫たちの経済的可能性」というエッセイの中で、技術進歩によって2030年には誰もが週15時間労働で十分生活できるようになると予測しました。
しかし現実はどうでしょう。2026年の私たちは、週15時間どころか、むしろ以前より多くの時間を仕事と生活に費やしています。
効率化によって生まれた時間は、「別のタスク」で埋められてしまうからです。メールが速く送れるようになれば送る量が増え、移動時間がなくなればオンライン会議が入る。テクノロジーは時間を生み出したのではなく、タスクの総量を増やしたのかもしれません。
現代人は「時間に追われることが前提」になっていないか
仕事・家事・育児・介護が同時進行する現代では、「時間に追われることが生きることの前提」になってしまっている方も少なくありません。休日も予定が入っていないと不安になる人もいるのでは?
でも少し立ち止まって考えてみると——時間に追われているとき、私たちは本当に「自分の時間」を生きているのでしょうか。
「時間に追われる」から「時間についてきてもらう」へ

田中 怜子
Forte Diary Creative Director
先日、藤沢氏の著書「時間の正体」を読みました。氏は「時間に追われるのではなく、時間を使う側でいよう」と問いかけています。その視点には深く共感した上で、Forte Diaryでは、「時間に追われる」から「時間についてきてもらう」という提案をしたいと思います。
時間は、意図を持つ人のそばに、自然とついてくるパートナー。それは、私にとって大切なことをするために、大切な人のそばにいるために、十分な時間を使うということ。
そもそも「意図」って、何だろう
意図(Intention)とは、自分の目標・大切にしていること・価値観のことです。「何のために今、これをしているのか」という自分なりの答えと言ってもいいかもしれません。
意図は、必ずしも華やかなものや楽しいものである必要はありません。資格の習得という明確な目標もあれば、大切な人のケアという切実な現実もある。ワクワクする夢もあれば、きつくても今はこれをやり抜くという覚悟もある。そのどれもが、立派な「意図」です。
夢・目標に向かう意図
資格の取得、キャリアチェンジ、やりたいことへの挑戦。未来への期待がエンジンになる。
大切な人を守る意図
子育て、介護、パートナーのサポート。楽しいとは言えなくても、その人のそばにいることが今の自分の役割だという確信。
やり抜く覚悟の意図
ハードなプロジェクト、困難な局面。きつくても「今はこれをすべき」という感覚が、時間を動かす。
私自身にも、そんな経験がありました。
下の子は、生後半年から喘息の子でした。1〜2歳の頃は、季節の変わり目のたびに発作が起きて、入院することも。入院していない日も、明け方に吸引しながら、ただ収まることを祈るように看病していました。
フルタイムで仕事もしていました。看病しながら仕事している間は楽しいとか、ワクワクとか、そういう感情は正直ありませんでした。でも、不思議なことに、あの頃の時間は回っていたのです。
今思うと、それは「この子の安全は、私が守る」という揺るぎない意図があったから。意図が命がけで明確だと、時間はそこについてくる——そのことを、あの頃の自分が体で教えてくれていたのだと思います。
意図を定めて、時間についてきてもらう3ステップ
意図が明確になると、不思議と自分にとって大切なこと、それほどでもないことが見えてきます。Forte Diaryを作ったのは、この「意図を明確にする」という作業を、手帳の中で自然にできるようにしたかったからです。
目標、なりたい姿、大切にしていること。年に一度、あるいは迷ったときに立ち返る「自分の北極星」を書いておく。
「今月は何に集中するか」「何を楽しみにするか」を月の始めに書く。意図が定まると、それに必要な時間が自然と見えてくる。その時間をカレンダーに落とし込みます。
「本当に今したいことは何か」「なぜこれが大事なのか」を書き出す。言語化することで、意図がより鮮明になり、時間がついてくる。
意図が定まったら、あとは軽やかに!完璧にこなさなくていい。意図のない時間があっても、それはそれでいい。時間の量は変わらなくても、時間の質が変わる——それが「時間についてきてもらう」という感覚の正体かもしれません。
あなたの「意図」は、なんですか?
答えがすぐに出なくても大丈夫。手帳を開いて、その問いをそのまま書いてみてください。書き出す中で、少しずつ見えてくるものがあるはずです。
あなたは時間と、
どうつきあいたいですか?
あなたの「今の意図」は、
なんですか?
意図を持つ人のそばに、時間はついてくる。
My Life Planner・Monthly Planner・Journalで、
あなたの意図を言葉にする手帳です。
ページをめくるだけで、使い方がわかります📖